ABOUT

はじまり

しかし、知らない土地で一人奮闘する日々は、想像以上に厳しいものでした。やりたいことや変えたいことはもっているけれど、何かができるような力を持っているわけではない。ありたい姿と現実の間で揺れ続ける日々は、常に一人でファイティングポーズをとり続けているような感覚でした。

任意団体「NG会」の立ち上げ

たとえ今はやりたいことが実現できていなくても、同じ方向を向いて奮闘する仲間がいれば、互いに支え合えるのではないか。そんな思いから結成されたのが、任意団体「NG会(New Generations)」です。

NG会では、ライフストーリーやこれまでやってきたこと、将来やりたいことを一人一人が語る交流会を定期的に開催。

一方で、同時に見えてきたのは、「長崎は好きだけど、残れない」「ただ働きにつかれてしまう」「適切な支援を受けられずに挫折してしまう」など、若者たちが直面する共通の課題でした。

合同会社「えぬじー」の設立

任意団体NG会での活動を通じ、私たちは単なる交流の場を超えた、より具体的な支援の必要性を感じました。そこで、NG会の理念を引き継ぎ、より実効性のある活動を展開するため、合同会社「えぬじー」を設立しました。

実現したいことを持ち努力する若者が一人にならないよう支援すること、それぞれがもつ価値観や問題意識を何より大切にすること、そして地域の若者と大人の間に「この人だから支援したい」「期待に応えたい」とたがいに思える関係性を築くことを現在の目標としています。

私たちが目指すもの:若者と地域の可能性を最大限に

「長崎から若者が流出する」「人手不足」「担い手不足」そんな問題で嘆かれるとき、若者は単なる”人数”として表現されます。しかし私たちは、若者一人一人が持っている哲学にこそ大きな価値を生み出せると考えます。

私たちが目指すのは、未熟ながらも「こうありたい」ともがく若者に、社会が投資できる環境の提供。若者たちが高揚感と責任を持って挑戦し、その姿に共感した人々が「その人だから」とエールを送る。そんな温かくも力強いコミュニティを創出します。

一人ではなく、共に。 個々の想いを、社会を変える力に。

これが、私たち「えぬじー」の変わらぬ信念です。